魔月〜黄昏の思い〜

満月の夜に、あたしは古びたプラットホームにいた。
そこは人工の光に半分照らされた電車の中。
ガラス窓の向こうのぼんやりしたところ・・・・
蒸気で走る黒々とした夜汽車が到着する、不思議なところ・・・
乗り降りするものすべてが、向こうの景色が見え、なにも物言わぬもの達。
私はその夜汽車には乗らず、ただプラットホームで古びたベンチに座っていた。
特になにを見るわけでもなく、なにを思うわけでもなく、何かを待つわけでもなく・・・・

電車が動き出す。人工の光に照らされた薄ぼんやりしたプラットホームが消えていく。
でもあたしの目からは消えない・・・・
私は電車の中で思った「なぜ向こうのあたしは夜汽車に乗らなかったのだろう」と・・・
そのわけに私はその後気づいた。
私は・・・・次の夜汽車に・・・・乗るん・・・だった・・ん・・だ・・・・・

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魔月〜闇よりの使者〜

満月の夜に、あたしは古びたプラットホームにいた。
そこは人工の光に半分照らされた電車の中。
ガラス窓の向こうのぼんやりしたところ・・・・
蒸気で走る黒々とした夜汽車が到着する、不思議なところ・・・
乗り降りするものすべてが、向こうの景色が見え、なにも物言わぬもの達。
私はその夜汽車には乗らず、ただプラットホームで古びたベンチに座っていた。
特になにを見るわけでもなく、なにを思うわけでもなく、何かを待つわけでもなく・・・・

電車が動き出す。人工の光に照らされた薄ぼんやりしたプラットホームが消えていく。
でもあたしの目からは消えない・・・・
私は電車の中で思った「なぜ向こうのあたしは夜汽車に乗らなかったのだろう」と・・・
そのわけに私はその後気づいた。私は次の夜汽車に乗ることを・・・

大きくへしゃいで、長く延々と警笛を鳴らす電車の中で。
薄らぐ意識の中で、はっきりとそれだけは・・・
・・・・・でも・・・・なぜ・・・わたしは・・・あのとき・・・さきに・・・
あの・・・プラット・・・ホーム・・に・・・座・・って・・い・・た・・の・・か・・・な・・・
そ・・・・れ・・・・・は・・・・・・

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魔月〜過去への反芻〜

満月の夜に、あたしは古びたプラットホームにいた。
そこは人工の光に半分照らされた電車の中。
ガラス窓の向こうのぼんやりしたところ・・・・
蒸気で走る黒々とした夜汽車が到着する、不思議なところ・・・
乗り降りするものすべてが、向こうの景色が見え、なにも物言わぬもの達。
私はその夜汽車には乗らず、ただプラットホームで古びたベンチに座っていた。
特になにを見るわけでもなく、なにを思うわけでもなく、何かを待つわけでもなく・・・・

電車が動き出す。人工の光に照らされた薄ぼんやりしたプラットホームが消えていく。
でもあたしの目からは消えない・・・・
私は電車の中で思った「なぜ向こうのあたしは夜汽車に乗らなかったのだろう」と・・・
そのわけに私はその後気づいた。私は次の夜汽車に乗ることを・・・

大きくへしゃいで、長く延々と警笛を鳴らす電車の中で。
薄らぐ意識の中で、はっきりとそれだけは・・・
でも・・・・なぜ私はあの時先にあのプラットホームに座っていたのかな?
それは・・・・・・

私が・・・もう・・・眠っている・・・から?
こっちの私がいかないと・・・あの私も・・・汽車に・・乗れない・・・か・・ら・・?

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実はこの作品、最後が悩みました(^^;
はじめは一番はじめの「黄昏の思い」ができあがったんですけど、
時間が余っていたので、蛇足的に付け足して「闇よりの使者」ができました(><)
それでもまだ書き足りなくて・・・さいごに「過去への反芻」ができたわけです(−−;
はじめは同じ文でも最後をかえると『私』がどうなったか違いますね。
“黄昏〜”では、あのプラットホームへ行ってますし、
“闇より〜”では、謎のままに・・・
そして“過去への〜”では植物人間状態に・・・

作者の気まぐれで『私』が翻弄されています(^^;
まぁご愛敬と言うことでヽ( ´ー`)丿